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事業構築


これ迄主流であったピラミッド型の組織である「垂直統合型」の組織形態に加え、通信と情報処理システムの発展と価値観の多様化と人の意思力により、平らな「水平連携型の組織」が勃興しつつあります。それぞれの組織形態は相互に補完し合う関係がありますから、どちらが良いというものではありません。事業構築を進めている実務化集団である私共は、皆様が志す事業に最も相応しい組織形態を構築するお手伝いをしたいと念じております。基本的に私共は株式公開を目標にした組織作り、を課題と捉えます。

それらは

T.株式公開の考え方並びに諸手続
U.21世紀の組織作り

の理解と実践であります。


参考文章:World Reader< http://world-reader.ne.jp/>
『日本・世界の再生』・次の時代:「来るべき組織のあり方と運営方法」(WR-00118)−従来の垂直統合型の組織と新しい水平連携型の組織の補完関係と、水平型組織の執行部に求められる条件(6月10日)事業構築家:藤川 蔵人

私は成長企業の株式公開に向けての組織構築と資金調達を基本に活動しております。私が創業経営者と直接対話をした上で事業計画と株式公開計画の作成に参画し、結果的に株式公開を果たした企業も幾つかあります。

これ迄の日本経済では右肩上がりの傾向があり、成長産業を選別する事で初期の目的は果たせました。しかし昨今では、大量生産と大量破棄による事業展開に行き詰まりが顕著になり、事業そのものを再構築するか或いは新たに創り上げるという創造行為が不可欠になりつつあります。

これ迄の日本経済では右肩上がりの傾向があり、成長産業を選別する事で初期の目的は果たせました。しかし昨今では、大量生産と大量破棄による事業展開に行き詰まりが顕著になり、事業そのものを再構築するか或いは新たに創り上げるという創造行為が不可欠になりつつあります。

事業創造行為をご説明するには長い論稿をご呈示しなければなりません。それは何れの機会に譲るとして、此処では、上記の社会情勢の変化を受けて、組織なるもののあり方とその運営方法にも時代の変化が反映しつつあると思い、私見をご報告致す次第です。

私はこのWorld Readerにてもご紹介させて頂きました
「和僑辞典」<http://www.hurray.co.jp/wakyo/>の管理人を自称しております「和僑辞典」が連動する組織として「和僑ネットワーク(以下「NWK」と略」)があります。1998年8月4日に和僑メーリングリスト(以下「和僑NWK」と略)による情報交換が開始され、それ以降、和僑NWKへの登録者が順調に増加 しました。その結果、名前通り世界中の地域に居住し、特殊な専門性を持つ起業家が 中心に集う、他に類を見ない「組織」(或いは「集い」か?)へと成長しました。誠に有り難い事だと発足当初から関与している私は感謝しています。

そして和僑NWKに関与している過程で実感しているのですが、日本の大企業を始めとする垂直統合型の組織運営と、例えば和僑NWKという水平の組織(といえるうか疑問なので?マークを留保します。)運営には自ずと違いがあると私は考えるのです。結論を先に述べれば、私はこの二種類の組織とは、相反するものでは無く、寧ろ積極的な相互補完関係にあると考えます。

しかし組織の形態と運営方法並びに組織構成員の性質には違いがあります。もしそれぞれの組織形態に合わせて執行部なるものが存在するならば、その位置付けと運営にも自ずと違いが出て当然でしょう。

垂直統合型の組織形態は、ピラミッド型をしています。具体的には、軍隊、消防、鉄道、鉄鋼などの素材生産を始めとする設備産業、総合商社という国の社会資本足るべき企業や組織に於ける組織構築と運営で、これらの仕事を遂行するに当たり引き続き有効な形態です。その組織形態通り、意思伝達は上意下達を基本命令形態とします。

一方で水平連携型の組織(例えば和僑NWK」)とは、特に定まった形態が無く、言うならばアメーバー型で水平の発展をします。そして垂直統合型の組織同士を相互に連携させたり、経営資源を融合させるなど、垂直統合型の組織が宿命的に持つ限界を超えた働きをします。それが故にこの二種類の組織は相互補完関係にあると私は考えるのです。

勿論、全ての組織が水平連携型にはなりません。また垂直統合型組織のピラミッド形態のその角度が低くなることはあり得ても、組織構成員の経験蓄積、問題解決能力、人脈、信頼度、人間的な成長に不可欠な年齢などに依り当然、階層分けがなされます。

一方で、水平連携型の組織は、これら垂直統合型の組織を、経営資源として必要とします。水平連携型の組織には、新たな市場やネットワークといった価値はありますが、配送設備などの確固たるインフラは充実していないのが常です。水平連携型の繋がりからは、例えばハリウッド映画産業で、映画一本毎に製作会社(チーム)が設立され、完成と共に製作会社(チーム)が解散するというプロジェクト・スタイルでのビ ジネス構築が行われます。

この製作会社(チーム)が緩やかな傾斜を持ったピラミッド型の組織である場合もあります。即ち、垂直統合型の組織と水平連携型の組織とは、相互に限界を抱きながら、相互に触発される事で限界を打破し合おうとしているのです。

垂直統合型組織の執行部は、代表取締役を始めとする役員会決定を、組織の階層に徹底する為の強力な権限を必要とします。ちなみにある製造業の組織の代表者は、最大2000名が垂直統合型企業(組織)に於ける人数の限界だという意見を述べています。

一方、水平連携型の組織或いは繋がりは、組織構成員の相互信頼と尊敬が組織維持と運営の基本ですから、執行部の構築と運営は、垂直統合型の組織とは根本的に違います。現在、曲がりなりにも「和僑」という名の下に繋がりが維持されているのは、地球上の何処かに居住し、その地での独立開業者であり、特定の専門分野でしかるべき実績があり、人間的にも尊敬に値する方々が多く和僑MLを基本に集っているからです。

そしてそれぞれの経営者としての感覚で、和僑MLを通じた連絡をご縁に、これはという判断をしながら相互に連携したり、情報交換をしているのです。もし水平連携型の組織に何らかの執行部があるとすれば、これらの起業家の方々の交流や相互理解を円滑に支援する為の資源としての人脈を維持・供給したり、各案件の交通整理をしたり、案件具体化の為のインフラを整備したり、事業構築上のアドバイスや事業創造活動を自ら行い、その模範を示す実践が仕事だと私は考えています。

さてもし水平型組織の執行部に求められる構成メンバーとは、果たしてどの様な人物であるべきなのでしょうか。先ずは、特定の分野で並ぶ者がないだけの能力があり、その業界を始め社会的な信用と人脈があるべき方でしょう。仮に無能な人が執行部を自称すれば、優秀な方から順に和僑NWKからの脱退とML登録を取り消すでしょう。

この様な判断能力がある方々の有機的な繋がりに於いては、別に声高に執行部を叫ばなくても、能力がある方々が的確な提案をすれば、それに納得して賛意を具体的に示して貰える筈です。皆、素直に成果を求めているからです。役職により命令を下せ、命令遂行を強制出来る垂直統合型の組織での執行部のあり方と運営の仕方とでは、水平連携型組織の執行部のあり方には大きな違いがある筈です。

ですからその様な能力がある方々が自然に案件の具体化の過程で集い、しかるべき意思と配慮がしっかり出来る方々が、実質的な水平連携型組織の執行部として形成されるであろうと私は考え、その形成を楽しみにしています。恐らくハリウッド映画産業に於いても、日々、新たな才能の発掘と才能の行動を話題にしている筈です。面白く、人を感動させ、大入り満員の成果をもたらす映画創りが彼らの第一の目的だからです。

私はこれ迄、垂直統合型組織に於いて働く事とか、水平連携型の仕事運びとか、段取りの取り方という面ではそれなりの手痛い経験を積んで参りました。水平連携型組織では、特定の分野では先頭を進む専門家の導き(ナビゲーション)に従い、飛行機乗りの如く水平飛行をします。しかし一旦敵と遭遇して戦闘場面になれば、ドッグファイトを各人の責任と力量を持って行うという行動様式をとります。

しかしこの水平連携型の組織が安心して戻れる場所は、時として厳格な組織運営を基本とする垂直統合型の組織でもあるのです。来世紀は垂直統合型組織とそこで生きる方々、そして水平連携型組織とそこで生きる方々との相互理解と尊敬、そして具体的な連携による新たなる価値創造が、我が国の課題だと愚考しております。
(1999/6/9 原稿作成)

組織に於ける人間関係の研究である『最低の上司』という笑える文章があります。
<http://www.geocities.com/SoHo/Studios/4297/>

事業構築の一つの試み:★Wellcome to P.T.TOKADA's HomePage★
<http://business.fortunecity.com/abele/86/>
日本とインドネシア(アジア)を繋いで商売を起こそうという試みです。

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