おめでとう! いよいよここまで来ましたね。
アーユルヴェーダは自然で、身近にあり、調和に富む医学です。 理解しやすく実践しやすいこともアーユルヴェーダの特徴です。
物理学や数学のように理論やルールが決してむずかしくないのに、 科学的でしかも実践的なのです。

アーユルヴェーダの 最も権威あるテキストの一つ『チャラカ・サンヒター』は アーユルヴェーダを次のように定義しています。

アーユルヴェーダは次のことについて説かれた科学である。

・有益な生活法と有害な生活法
・幸福な生活法と不幸な生活法
・そのような生活に対して有益なものと有害なもの
・寿命

これ以上に必要なものがあるでしょうか? 
これですべてが満ち足りていると思いませんか。
あとは、これを選択するかどうかの問題です。
この定義からわかるように、 アーユルヴェーダは病気の治療だけを扱うものではなく、 それ以上のもの、つまり完全なる生活法を教えてくれるものなのです。
有益あるいは有害な生活法とはなにか、 また幸福あるいは不幸な生活法とはなにかを教えてくれるアーユルヴェーダは、 どういった行動、食事法、生活スタイルが 有益あるいは有害であるかをも教えてくれます。
そういった知識はすべてアーユルヴェーダのなかにあり、 それを選ぶのはあなたです。

不幸に導く生活スタイル、食事法、振舞などを選ぶのも自由です。
もし、今あなたが不幸だとすれば、 そうした生活スタイルや食事法や振舞などを選んでいるのかもしれませんね。
薬の錠剤を定期的に飲めば元気になれると思っていませんか。
もしそう思っているのなら、よく考えてみることです。
幸福になるためには、正しい選択をしなければなりません。

つまるところ、アーユルヴェーダは、 真にバランスのとれた状態で生きる方法を得るための科学です。
身体、心、魂の正しい機能について説いているだけでなく、 バランスのとれた自然との関係を築く方法までも深く掘り下げている科学なのです。
自然とは自分を取り巻くすべてのものを指します。
たとえば、あらゆる生き物、家族、友人、職場の仲間、仕事、天候、 自分が生きている社会、考え、習慣、そして真実や神も含まれます。
こうした自分を取り巻く環境全体とのバランスのとれた関係作りはきわめて重要で、 アーユルヴェーダはこうしたバランスを維持する方法を教えているのです。
このバランスを維持する限り、健康は保てます。
しかし、バランスが崩れると、病気や不幸につながります。
アーユルヴェーダが 完全なる生活法を得るための科学だという意味がわかってもらえたでしょうか。

さて、 次は古代から続く伝統科学であるアーユルヴェーダの起源についてお話しましょう。 古代と科学の組み合わせを奇妙に感じる人もいるかもしれませんね。
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